2015-10-08

Picks≫ノロウイルス670種・・!牡蠣(かき)が主要な供給源か、貝の中であらゆる種類のウイルスを貯蔵

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http://kakipedia.blog.jp/2015/noro.html








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編集部コメント:
(直訳がゆえか誤解を招きそうな記事なので、今日は先にコメントをします。)
ノロが知らぬ間に670種に…直訳の問題なのかあやふやで誤解を招く感じの記事だが、云いたいことはわかる。ただし、ノロは人にしか感染しない。一日約300リットルもの海水を濾過する牡蠣は川から流れてきた人の排泄物を溜め込むだけ。だからウンチが流れこまない海の牡蠣を食べれば大丈夫ということを伝えたくてこの記事をピックアップしました。
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 旬も近づく牡蠣(かき)はノロウイルスを広げていくだけではなく、その中で数週間にわたってウイルスをとどめることもあるようだ。ノロウイルスの主要な供給源になっているという見方が提案されている。

670種のノロウイルスを分析

中国の上海海洋大学を含む研究グループが、米国微生物学会(ASM)が発行するアプライド・アンド・エンバイロンメンタル・マイクロバイオロジー誌のオンライン版で2015年8月28日に報告した。  

研究グループは、ノロウイルスが世界的に・・

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掲載元:
Medエッジニュース

Ver.2015-09-15

ノロウイルスは牡蠣(かき)が主要な供給源か、貝の中であらゆる種類のウイルスを貯蔵 ウイルスの遺伝子データベースから分析

 旬も近づく牡蠣(かき)はノロウイルスを広げていくだけではなく、その中で数週間にわたってウイルスをとどめることもあるようだ。ノロウイルスの主要な供給源になっているという見方が提案されている。 670種のノロウイルスを分析  中国の上海海洋大学を含む研究グループが、米国微生物学会(ASM)が発行するアプライド・アンド・エンバイロンメンタル・マイクロバイオロジー誌のオンライン版で2015年8月28日に報告した。  研究グループは、ノロウイルスが世界的に急な胃腸炎の原因として重要と説明。米国疾病対策センター(CDC)によると米国では毎年200万人が胃痛や下痢、嘔吐などの症状を発症し、最大7万人余りが入院、570〜800人が死亡しているという。  ノロウイルスの感染を広げる役割として牡蠣の名前は挙がる。  研究グループは、米国立衛生研究所(NIH)の国立生物工学情報センター(NCBI)が提供している遺伝子情報のデータベース「ジェンバンク(GenBank)」と、ノロウイルスに関する国際ネットワーク「ノロネット(Noronet)」から、1983~2014年の牡蠣関連のノロウイルスの遺伝子情報を集めた。  確実な情報のある約670種のノロウイルスについて、タイプ分けして、地理的な分布を調べた。 沿岸地域に多い  人で流行しているノロウイルスのタイプのほとんどは、沿岸の国や地域からやってきていると見られた。  研究グループによると、従来も中国では牡蠣と関係したノロウイルスの90%が、沿岸の地域から確認されており、世界的にも同様の状況があったと説明する。  熱帯地域ではノロウイルスが見られなかった。  牡蠣は人で流行するノロウイルスをほとんど持っていた。牡蠣で流行するタイプと、牡蠣と無関係に流行するタイプには違いがあり、人の持つノロウイルスと、牡蠣の持つノロウイルスでは差もあると見られた。牡蠣は数週間にわたってノロウイルスをためておける。牡蠣の持つウイルス次第で、人の流行も変動するとも見られた。  研究グループは、牡蠣は単に人で流行するノロウイルスをうつす原因というだけではなく、人で流行するノロウイルスをためておく貯蔵庫としてより大きな役割を果たしている可能性もあると見る。  ノロウイルスの供給源という見方をしつつ、牡蠣とは付き合っていくのが大切なのかもしれない。 文献情報 OYSTERS HARBOR, TRANSMIT HUMAN NOROVIRUS: AVOID RAW ONES Yu Y et al. Molecular epidemiology of oyster-related human noroviruses: Global genetic diversity and temporal-geographical distribution from 1983 to 2014. Appl Environ Microbiol. 2015 Aug 28. [Epub ahead of print] (Medエッジニュース)

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